プルダウンメニューのその他機能

1. スクリプトの作成

    Generateには2つの役立つ用途があります。Generateは、本質的にPodiumに.scriptファイルを作成させる手動の方法で、これで.scriptファイル作成がPodium Render Manager内で実行されます。これで、必要ならば.scriptをあとで実行できます。また、レンダリング処理時にOOPRが自動的に起動されない場合の代替手段になります。

    SU Podium V2 Plusプルダウンメニューの、あるいはツールバーにある作成 をクリックすると、Podiumが名前となる番号(番号は現在の日付)が付いたフォルダを作成し、そのフォルダには.scriptファイルとTexturesという名前のフォルダ(そのSketchUpモデルにあるすべてのテクスチャイメージのコピーを含む)が入ります。フォルダはお使いのコンピュータ上のどこにでも保存できますが、後でアクセスしなければならないので、覚えやすい場所にフォルダを保存してください。Generateは、現在のオプション設定(例:解像度サイズ)を使って .scriptを作成します。特定モデルのテクスチャも.scriptファイルと同じフォルダに保存されます。あとでこの.scriptファイルをPodium Render Managerに追加し、随時スクリプトをレンダリングすることができます。また、Podium Render Manager (OOPR)にスクリプトを積み重ね、連続してスクリプトをレンダリングすることもできます。

    .scriptsをSketchUp内で実行するには、SU Podium V2 Plus プルダウンメニューでRender Managerを選択してPodium Render Manager (OOPR)を開きます。続いて、作成したフォルダにある.script ファイルをAdd Fileを使って選択します。その後、レンダリングが自動的に開始されない場合は、Startを選択します。

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2. 分析用ツール、リセット、ポイントライト/スポットライト切り替え

    V2.5 Plusは、ツールが改良され、分析結果で取得できる情報が増えた他、マテリアルリセットオプションも新しく加わりました。

    Toolsには、SU Podium V2プルダウンメニューからアクセスします。Toolsには、ツールバーアイコンはありません。

    分析

    分析は、レンダリング処理時に起こる問題をトラブルシュートするのに非常に役立つツールです。この機能はSketchUpモデルを分析し、Podiumプロパティを持つポイントライト、スポットライト、LEMライト、その他すべてのマテリアルの数を表示します。分析は、1つ1つのマテリアルをPodiumマテリアルプロパティユーザーインターフェースとSketchUpのモデル内マテリアルユーザーインターフェースの両方にリンクさせます。このリンクを使えばマテリアルプロパティ問題を簡単に特定、修正できます。たとえば、LEMマテリアルに反射プロパティがある場合、これがレンダリング時にPodiumをクラッシュさせる可能性があります。分析は問題を特定し、修正できるようにPodiumマテリアルプロパティユーザーインターフェースでそのマテリアルを開きます。

    分析を初めて起動すると、モデルを解釈後分析結果ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスはスクロール可能です。分析結果ダイアログボックスの一番上は概要です。これはすべての光源を一覧表示し、Podiumプロパティを持つマテリアルを要約します。

    詳細セクションはPodiumプロパティ属性を持つすべてのマテリアルを一覧表示し、それぞれのマテリアルに面がいくつあるか示します。表示されない唯一のプロパティはバンプマッププロパティです。マテリアル名が青色になっているのは、モデル内SketchUpマテリアルユーザーインターフェースと、さらにはPodiumマテリアルプロパティユーザーインターフェースにリンクしていることを意味します。これを使って各マテリアルを簡単に編集できます。

    分析結果からSjetchUpマテリアルユーザーインターフェースとPodiumマテリアルプロパティの両方へのリンクは問題マテリアルのすばやい編集に役立ちます。上のイメージのように、SketchUpマテリアルユーザーインターフェース、あるいはPodiumのマテリアルプロパティユーザーインターフェースを開き、分析結果マテリアルの1つを選択すると、そのマテリアルがSketchUpマテリアルユーザーインターフェースかPodiumのマテリアルプロパティユーザーインターフェースのいずれかに表示されます。これを使ってそのマテリアルのプロパティを編集/修正できます。

    Alert Detail(警告詳細) セクションはPodiumレンダリング時に問題を起こす可能性のあるマテリアルにフラグを立てます。

      1. 誤ってフォーマットされたテクスチャとは、Podiumが対応できないテクスチャフォーマットです。.psdや.pdf、その他ベクトルベースのテクスチャがそれにあたります。V2.5.xではTIFファイルに対応しましたが、Podiumの早期バージョン(Mac)は.tifファイルに対応しておらず、これがPodiumをクラッシュさせることもあります。PSDとPDFファイルタイプは真っ黒にレンダリングされます。
      2. LEMと反射の両方がクラッシュを起こす可能性があります。LEMマテリアルに反射か屈折、あるいはバンプマッププロパティがある場合、レンダリング時にそのマテリアルがPodiumをクラッシュさせることがあります。LEMマテリアルに関する最善のアドバイスはテクスチャをLEMにせず、SketchUpの色を使用することです。実際、Podium BrowserのMaterialsカテゴリにはLEMに使うのに相応しい色があります。
      3. DTR問題 DTRとは、マテリアルプロパティユーザーインターフェースの拡散、透過、反射プロパティを指します。これら3つの重要プロパティをご存知でない方は、どうぞこちらをお読みください。DTRパーセントの合計が100%、または100%に近くすると、通常うまくいきます。これらの合計が100%よりはるかに少ないと、特定のマテリアルは斑点が現われたり、奇妙にレンダリングされます。
      4. Unknown symbol(不明シンボル): V2.5では不明シンボルメッセージが表示されることは稀ですが、対応していないマテリアルフォーマットがOOPRでレンダリング処理時にこのメッセージを表示する原因となる場合があります。
      5. 分解していないイメージは真っ黒にレンダリングされます。テクスチャではなく、イメージとしてイメージをSketchUpにインポートする場合、分解が必要です。
      6. 高強度LEMテクスチャ 高強度LEMプロパティがマテリアルやテクスチャに割り当てられている場合、Podiumがクラッシュする恐れがあります。高強度LEMに使用すべきは色だけです。Podium Browserには非常に優れたサンプルLEMカラーが揃っていますが、SketchUpの色を使用することもできます。

    全般モデル情報 分析結果ダイアログボックスの一番下には、全般モデル情報が表示されます。これは、使用しているOSバージョンやSketchUpバージョン、SU Podiumバージョン、SketchUpの面、マテリアル、シーン、レイヤ、グループ、コンポーネントの数を表示します。この情報は他所でも取得できますが、便利なようにここに表示されています。結果を保存をクリックすると、htmlファイルがモデルが保存されているのと同じフォルダに保存されます。サポートが必要な場合は、この.htmlファイルをsupport@cadalog-inc.com宛にお送りください。

    マテリアルをリセット

    マテリアルをリセットは、現在のモデルにあるすべてのPodium V2.5マテリアルプロパティを完全に削除します。ですので、先にモデルのコピーを作成し、そのコピーの名前を変更してからお使いください。

    これで、モデル全体から(グローバルに)削除したいマテリアルプロパティを特定できるようになりました。分析を実行後、このツールを使用します。マテリアル削除は、一度モデルを保存すると、元に戻せません。

    ポイントライト切り替え

    このツールはモデルにあるすべてのポイントライト(オムニライト)のオン/オフを切り替えます。

    スポットライト切り替え

    このツールはモデルにあるすべてのポイントライト(オムニライト)のオン/オフを切り替えます。

3. レンダリングマネージャ

Render Manager は、OOPRユーザーインターフェースを起動します。レンダリングプロセスを開始する必要はありません。これは、Generateを使って作成したスクリプトをレンダリングしたい場合に便利です。

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4. 製品について

Aboutは、ご使用のSU Podium V2バージョン番号を表示するウェブページを開きます。このページにはその他の情報も表示されます。