SU Podium V2.5.1 Plus

大幅改良されたシーン処理、その他新機能

目次

  1. SU Podium V2.5.1 Plusとは?
  2. アップグレード - 今なら低価格
  3. シーン処理 - 新しく、超高速
  4. パノラマVR
  5. 多数のマテリアルのねじれと問題を修正
  6. Podium Image Editor - DOF機能を改良
  7. 新・Podiumツール/分析
  8. 断面ツールが、SU 2015 64ビットバージョンにも採用
  9. 言語対応
  10. 投影なしオプション
  11. V2.5バグ修正
  12. その他のV2 Plus機能

1. SU Podium V2.5.1 Plusとは? (実際のバージョン番号はV2.5.022)

  • V2.5.1 Plusの主要な新機能は数ヶ月に及ぶ研究開発を経て採用したシーン処理のC++メソッドです。これでSketchUp上でのPodiumの全シーン処理が最大10倍速くなります。大きなモデルほど、速度向上が顕著です。実際、V2.5.1なら、V2.5のブレージング速度より最大50%速くなります。シーン処理とは?関心を持つ理由は? こちらをお読みください
  • SU Podium V2.5.1はパノラマVRに対応しました。これは、V2.5.1で初めて採用された機能です。パノラマVRについては こちらをお読みください。
  • V2.5 Plusは、レンダリングイメージに現われるテクスチャマッピングのねじれ(反転したコンポーネント上のねじれたテクスチャ等)の多くを解決しました。また、.tifファイルも処理できるようになった他、「unknown symbol(不明シンボル)」メッセージが大幅に減りました。さらに、「h」や「m」のような名前のマテリアルに起こる問題もなくなりました。
  • V2.5 Plusにはより良いツールや分析メソッドが装備され、問題をすばやく特定するのを支援します。
  • PIEに新しくDOF機能が付きました。
  • 断面ツールが SketchUp 2015に採用されました。
  • その他のSU Podium V2 Plus機能はすべて続行装備されています。V2.5 Plusの新機能以外のV2 Plus機能の概要は、こちらをお読みください。
  • V2.5 Plusは、SketchUp 2015と2014 Win/Mac、64/32ビットに対応しています。SketchUp 8をお使いの場合は、V2 Plusをご使用ください。
  • Windowsでは、現在のところ、Window 7/ 8、32/64ビットが必要です。
  • V2.5 Plusへのアップグレードは、今なら非常に低価格です。ご購入はこちら
  • V2 Plusは引き続き、SketchUp 8で使用できます。
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2.SketchUp 2014/2015/2016対応SU Podium V2.5 Plus へのアップデート

アップグレード
SU Podium v2、またはV2 Plusのユーザーは、今なら非常に低価格でアップグレードできます。この低料金で手に入れられる改良点については下記をお読みください。V2.5ユーザー:V2.5.1へのアップグレードは無償です。

ダウンロードページからダウンロード(30日間トライアルあり)

      SU Podium V2.5には新しいライセンスコードが必要です。このライセンスコードは V2やV2 Plusのコードとは異なります。既存のV2、あるいはV2 Plusユーザー: V2.5へのアップグレードにはV2ライセンスが必要です。詳細はこちらをご覧ください。

      V2.5をインストールする前にSU Podium V2、またはV2 Plusをアンインストールしてください。当社のWindows、またはMac対応アンインストールプログラムの使用をお勧めします。

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3. シーン処理 - 超高速C++メソッド

SU Podium V2.5.1 Plusに大幅改良されたPodium Exporter(C++で作成)が採用されました。

以前のバージョンは、非常に効率のよいRubyコードを使ってSketchUpのジオメトリやテクスチャ、カメラや太陽の位置をPodiumのレイトレーシングエンジンにエクスポートしていました。C++ Podium Exporterはジオメトリやマテリアルをこれまでよりずっと高速でレイトレーシングエンジンにエクスポートできます。多くの場合、10倍速くなります。実際、V2.5.1はV2.5より速度が50%向上します。ご承知のように、大きなモデルの場合、シーンの処理や解析が、レンダリングの全工程の中で もっとも時間の掛かる段階になりがちです。これまでのところ大きなモデルに対し、レンダリング時間で速度が数分以上速くなります。

例:

このレイクハウスモデルには 面が768,000、マテリアルが145あります。高速Windows 7マシン(Intel i7 4960X)で、V2.18.972を使ったシーン処理とUVマップ解析に12分かかりました。一方、同じマシン上でV2.5 BETAを使ったジオメトリとマテリアルのエクスポートには43秒かかりました。次の無償アップデートではこの速度パフォーマンスがさらに向上することを見込んできます。

4. 反転テクスチャとその他マテリアル問題 - 修正済み

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5. Podium Image Editor 改良 - DOF変更

Podium Image Editorは、DOF(被写界深度オプション)が改良され、特定領域にピントを合わせる/外す微調整ができるようになりました。

PIEに関する詳細情報はこちらをお読みください。

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6. ツール/分析、改良

V2.5 Plusはツールが改良され、追加されたツール/分析オプションはモデルや問題修正方法についての情報を提供します。

上イメージのように、分析結果に報告される項目が多数増えました。また、Podiumがクラッシュする可能性のある原因や期待したようにレンダリングされない理由についての情報を提供する警告用の概要セクションもあります。マテリアルのリストが、SketchUpのマテリアルエディタとPodiumマテリアルプロパティの両方にリンクするようになりました。つまり、分析報告にリストされたマテリアルの1つをクリックすると、特定マテリアルがSketchUpのマテリアルエディタとPodiumマテリアルプロパティのユーザーインターフェースにリンクするのですばやい編集が可能になります。Podiumツールの全機能についてはこちらをお読みください。

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7. 断面のレンダリング機能をSU 2015に装備

これまでしばしば寄せられていたSU Podium への要望は、SketchUp断面への対応でした。SketchUp断面は、SketchUpの断面平面の後ろにあるモデル部分を非表示にして断面カットを模倣します。けれども、SketchUpは実際にはモデルから面を削ったり、切り離さずに、ソリッドモデリング3Dプログラムで表示されるように断面を作ります。SketchUpの断面機能は、断面平面の後ろにあるジオメトリを削除しません。そのため、Podiumのレンダリングエンジンは、SketchUpの断面平面の前にあるものと後ろ(非表示)にあるものの区別がつきません。

これに対処するため、Cadalogは、SU Podium V2.5 Plus ユーザー向けに新しい断面ツールプラグインを用意しました。このツールは断面平面の後ろにあるSketchUpジオメトリを切り取って削除します。元のモデルのジオメトリを失くさないように、SU Podiumの断面ツールは先にモデルのコピーを作成し、独自の名前に変更します。次に、断面平面のある面を新規作成後、断面平面の後ろにあるジオメトリを削除します。これで、本当の物理的な断面になり、SU Podiumでレンダリングできるようになります。

断面ツールがSketchUp 2015 64ビット対応のV2.5 Plusに装備されました。これは、SketchUp 2015 64ビットバージョンでメモリ管理能力が向上したためで、断面ツールがうまく動作するようになりました。しかしながら、メモリ不足からクラッシュが頻繁に発生するため、SketchUp 2014/2015 32ビットバージョンには断面ツールはまだ採用していません。2014ユーザー:SU Podiumプラグインページからダウンロード可能です。

ここをクリックし、断面ウェブページにあるSU Podiumの断面ツールの操作方法をお読みください。

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8. さらなる言語に対応

SU Podium V2.5 Plusは、SketchUp 2014バージョンと2015バージョンでさらなる言語に対応しました。最初の非英語バージョンは日本語です。その他欧州言語、アジア言語バージョンも近日リリース予定です。

9. パノラマVR(仮想現実)

パノラマVRが、SU Podium V2.5.1に採用されました。SU Podiumに、正距円筒イメージを作成し、球形のパノラマVRに変換するオプションが加わりました。球形のパノラマVRの内側にはカメラがあり、軸を中心に360°回転させることができます。パワフルなプレゼンテーションを作り出します。パノラマVRについて

10. 投影なしオプション

投影は新しいマテリアルプロパティです。特定のマテリアルに影を投じたくないことがしばしばあります。下の例は、Podium Browserの背景雲です。雲背景イメージは、リアルな効果を作り出すために拡大しなければならない場合が時々あります。しかし、これが原因で雲背景イメージの大部分に影が投じられてしまいます。こうした場合には、マテリアルプロパティの投影をオフにします。

11. 多数のv2.5.00xバグを修正

V2.5.1には、多数のバグ修正が施されました。リスト参照

12. その他すべてのSU Podium V2 Plusの機能

SU Podium V2.5 Plusには、1年前のリリース時に採用されたその他すべてのV2 Plus機能が引き続き装備されています。Podium Image Editor、Podium Preset Editor、新・上級金属マテリアル、EditInPlac、隠しLEM等、その他機能の概要については、こちらをお読みください。